早いもので、あなたと結婚式を挙げて、
１９年の月日が過ぎました。
私自身、この１９年間は短いような、
でも長かったような気がしています。
あなたはこの１９年間をどう感じているでしょうか？
いつも、いつも、あなたとの記念日には
何をしてあげようかと悩んでしまいます。でもそれは、
あなたを喜ばせるという、私の楽しみでもあるのです。
数年前のある記念日のときは、あなたにはもう、
何もあげる物が無い、と思って悩んでいたところ、
ふと、まだあなたにあげていない物に気付きました。
それは「時間」でした。そしてその時はあなたに
ゆったりした時間を過ごしてもらおうと、
シーガイアでの高級マッサージをプレゼントしましたね。
それから、いつかは、私の「夢」をプレゼントしたこともあります。
それは数年前に、沖縄旅行として実現しましたね。
家族で行ったあの沖縄旅行は本当に楽しかったよね。
そして今回は、あなたに何をあげようか、
本当に迷いましたが、今回私は、あなたに、
「愛」をあげようと思いました。
それに当たり、愛って何だろう？とずい分考えました。
その結果、私なりに出した答えは、愛とは、
「見返りを求めないところの、あなたを大切にしたい
という気持ち」だと考えたのです。
でも、今の私は仕事や、付き合いなどであなたや
子供たちに満足のゆける愛を与えてあげてないと感じています。
さらに、私の思い通りに行かないときは、
私自身が不機嫌になったり、それを顔や態度に表したりと、
何かと気を使うあなたを戸惑わせてしまっていると、
私も申し訳なく感じています。私自身でさえも、
もし私にもっと自由な時間があるのなら、
もっとあなたや都農を含めた家族と豊かな時間を
過ごせているのでは？と本当は申し訳なく思っています。
しかも、これまで１９年間も私の傲慢なかじ取りのせいで、
あなたにとって不満足で不本意な感情や生活を与えて
しまっている事を（今となってはどうしようも無い事ですが）
自分に対してすごくふがいない事だと感じています。
でも、たった一つだけ言える事、それは、
「あなたと出逢えて、そして一緒になれて本当に良かった」
ということです。
青佳と求馬という、かけがえのない子宝を授かって、
いつも忙しい私の代わりに子育てを頑張ってくれて、
もちろん私の健康管理や精神的な支えになってくれて、
本当にいつもは口に出しては言えないけれど、
いつも、いつもあなたに対して感謝しています。
私も生活上、いろんな女性と接する事があります。
そんな中で、この人と一緒になっていたらどうなっていた
だろう？と思う事も、正直あります。でも、家に帰って来たら、
やっぱり何も言わずしても私の事を一番理解してくれるのは
あなたしかいない、と思ってしまいます。もし、今、私が
独身だったとして、目の前に結婚相手の候補者が何人いても、
きっと私はあなたを選ぶ事でしょう。
いつの日かあなたは、私の前からいなくなる日が来るかも
しれません。もちろん、そうならないように努力はしていきますが、
もしそうなっても、私は自分の人生の終わりに、
あなたは私の生涯にとって、最高のパートナーだったと、
周りの人に語る事でしょう。
いろいろと書きましたが、これからも私たちの家族の事、
仕事の事、老後の事などであなたの力が必要になる事は
間違いないし、二人でやっていくしかありません。
そんな中、私の性格や甲斐性やわがままであなたを悩ませ、
心配させる事があるかもしれません。いやきっと悩ませるでしょう。
それでも良ければ、二人でいつも協力し、支え合って
これからも世界で一番、すてきな家庭を作り、
守っていきたいと考えています。
とっても恥ずかしかったですが、この私の今の気持ちを、
結婚１９周年の記念日の、あなたへのプレゼントと
いたします。今日は感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとう。
岩下 政人