先週の日曜日にもブログを更新して、
あっという間にまた、日曜日になって
おります。
本当に一週間が経つのは早いものですね。
歳を重ねれば重ねるほど、一日、一週間、
一か月、そして一年が過ぎていくのが
早く感じられてしまうのは私だけでは
ないと思っています。
さて、今日は日曜日という事もあって、
家づくりの話しからは少し離れますが、
私が感じたことを書かせていただきます。
「父の仕事の8割は、母の気持ちを安定させること」
これは、ある幼児教育の先生から聞いた言葉です。
私はこのフレーズを耳にしたとき、
深くうなずいてしまいました。
なぜなら、家づくりという仕事に携わっていると
「家族の安心の源は、住まいそのものではなく、
心の安定から始まる!」
と感じる瞬間が多々あるからです。
母の気持ちが安定すれば、子も安定する
小さなお子さんを育てるご家庭では、
お母さんの気持ちが穏やかであるかどうかで、
家庭全体の空気が変わるように思われます。
お母さんが安心して暮らせる環境が整っていると、
子どもも落ち着き、健やかに成長していくのだと
私自身学んできたからです。
たとえば、料理をしながらお子さんの様子を
見られる対面キッチンであったり、
洗濯物を干す→たたむ→収納するまでの家事動線が
スムーズにまとまっている間取りであったり。
こうした工夫が、日常の小さなストレスを取り除き、
お母さんの「心の余裕」につながると考えるのです。
その余裕こそが、家族の笑顔の土台になるのだと
思います。
今、世間で流行しているアニメ「鬼滅の刃」は
ご覧になられた方はいらっしゃるでしょうか。
あのアニメのストーリー(の一部)は、
主人公である炭次郎が、鬼に襲われ鬼と化した
妹(ねづこ)を人間に戻すために奮闘する
ストーリーだそうです。(実は観ていません。笑)
世の中の父は、母が鬼と化する前に、なんとか
母の気持ちを穏やかにさせようと、一生懸命に
外でも家でも頑張っているか、そうでなければ
これから頑張らなくてはならないのです。爆
(↑もちろん冗談ですよ)
父の役割は「ありがとう」を伝えること
繰り返しますが、父親の役割は何でしょうか?
社会で働いて収入を得ることはもちろん大切です。
ですが、家庭の中では「ありがとう」を言葉にして
伝えることも同じくらい大切だと思います。
「いつも子どもたちのことを考えてくれてありがとう」
「美味しいご飯をありがとう」
そんな一言で、母の気持ちは驚くほど安定すると
私は思うのです。その安定した気持ちが行動となって
子供に伝わり、子供も家が世界で一番幸せな居場所
だと感じながら成長していく訳です。
逆にその言葉がないと、どんなに立派な家に
住んでいても、不満や孤独が溜まっていくと思うのです。
家づくりも同じで、どれほどベテランで優秀な技術を
持つ大工さんがいても、現場にて「ありがとう」と
感謝し合う真心がなければ、素敵な家は完成しません。
家づくりは「安心」を育む器
私たちハミングホームが大切にしているのは
「家そのものを建てる」こと以上に、
「安心を育む家庭となる器をつくる」ことです。
たとえば、災害の多い宮崎だからこそ耐震性や
耐風性を重視した設計にしています。
これも、お母さんが「万が一の時でも安心」と
思えることで、日常の気持ちが安定すると考えます。
また、収納スペースを工夫したり、子ども部屋に
将来の可変性を持たせたりすることも、
家族が長く安心して暮らせるための配慮なのです。
住まいは「安全・安心」という土台の上に、
「感謝や愛情」という見えない部分が積み重なって
初めて“家族を育てる家”になるのだと信じてやみません。
今日できるアクション
このブログを読んでくださっている方に、
ひとつご提案です。
今日はぜひ、あなたを一番支えてくれている人に
「ありがとう」を伝えてみてください。
たった一言でも、家庭の空気がガラリと変わります。
その積み重ねこそが、家族の安定を生み、
幸せを育てていくのだと私は信じています。
家づくりは「形あるモノ」をつくる仕事ですが、
実際には「家族の心」を育てる仕事でもあります。
父の仕事の8割が母を支えることなら、
私たち工務店の仕事の8割は
「家族が安心して笑顔で暮らせる環境を整えること」
かもしれません。
(余談ですが、社長の仕事の8割は何かというと、
「従業員(スタッフ)を応援する事!」だと、
ケーキ屋さんのゴローズを創業された社長さんから
学びました。笑)
これからも、皆さまご家族の「ありがとう」が
飛び交う「世界で一番幸せな居場所」づくりを
全力でお手伝いしてまいります。