私事ではありますが今週、無事に誕生日を
迎えることができました。
毎年この日になると、
「また一年、命をいただいたんだな」と
しみじみ感じます。そして同時に、
「これからの一年をどう生きるか?」を
強く考えるタイミングにもなりますね。
私が生まれた夜は、とても寒かったそうです。
あれから50数年経つと、温暖化も進んだのかと
思ってしまいますね。笑
今年の誕生日は10数年ぶりに私の休みの日と
重なったので、朝から15kmのランニングから
スタートしました。
でもやはり歳を重ねるにつれ、体力や気力の
変化も実感します。
しかし、その一方で、若い頃にはなかった視点や判断力、
仲間やお客様とのご縁の積み重ねが、私にとって
大切な財産になっています。
■いま感じていること:人は一人では走り続けられない
経営者という立場は、常に最前線に立ち、
決断し、責任を背負うものだとよく感じさせられます。
ですが最近つくづく思うのは、朝のランニングとは違い
「人は一人では走り続けられない」ということです。
現場を支えてくれる大工さん、
現場の段取りを丁寧に進めてくれるスタッフ、
お客様の暮らしを守るために汗を流してくれる
協力業者の皆さん。
そして、どんな時も理解して背中を押してくれる家族。
この一年も、本当に多くの人に支えられながら
走って来れたことを実感しています。
誕生日とは、“自分の生まれたを喜ぶ日”というより
“自分を育ててくれた人たちに感謝する日”
そんな意味合いを強く感じるようになりました。
(もちろん、両親に対してもですね。)
■仕事への向き合い方が変わってきた
若い頃は「どれだけ頑張れるか」
「どれだけ行動できるか」が全てでした。
しかし今は、頑張り方の質を意識するようになりました。
・お客様が本当に求めているのは何か?
・地域に必要とされる工務店とは何か?
・スタッフが誇りを持てる会社にできているか?
・地域の未来に貢献できる“建築”とは何か?
歳を重ねるほど、こうした問いが深くなり、
答えも少しずつ変化しています。
そして、この変化こそが、次の一年を生きるための
大事なヒントになる気がしています。
■宮崎の家づくりに、もっと貢献する一年にする
重要になって来るのが、これからの一年を
どの方向に向かっていくかだと思います。
これからの一年、とくに来年は、
・高断熱・高耐久の“宮崎仕様”の家をさらに進化させる
・防音工事やリフォームを通じた「住み継ぐ文化」を育てる
・AIやデジタルを活用し、お客様にわかりやすい、買いやすい
家づくりを提供する
・地域イベントや相談会を通じて、暮らしの安心をもっと広げる
こうした取り組みを、さらにレベルアップさせていきます。
■決意:58年目も、愚直に、誠実に、生きていく
誕生日は、特別な節目ではありますが、
明日からもやるべきことは変わりません。
ただひとつだけ、年齢が増えるごとに強くなる
決意があります。
それは、
「誠実な家づくりを、愚直に続ける!」
ということです。
派手なことはできなくても、目の前のお客様に
尽くして喜んでもらうこと。
完成後の暮らしまでしっかり見守ること。
技術も姿勢もごまかさないこと。
このシンプルな姿勢が、工務店として、
経営者として、私にできる最大の貢献だと思っています。
■最後に:皆さまへ感謝を込めて
誕生日を迎えたこのタイミングで、改めて思うことがあります。
人生は、ひとりでは決して歩めない。
そして、ハミングホームという会社も、
ひとりでは絶対につくれない。
お客様、地域の皆さま、そしてスタッフ全員のおかげで、
私はまた新しい一年をスタートできます。
この一年も、どうぞよろしくお願いいたします!