私の自宅から徒歩2分の場所に、地域の神社が
あります。
私が小さい頃から、その神社の夏祭りに行くのが
夏休みの恒例行事でした。
子供が生まれてからは、子供と一緒に祭りに
行ってましたが、小学校高学年にもなると
子供は友達と祭りに行くようになります。
親としては寂しいですが、家からは徒歩2分なので
子供に見放されてからは、私にとってお祭りとは、
焼きそばや焼き鳥などの「おつまみ」を
調達する日になってしまいました。笑
さて先日、お引渡しを終えたばかりの
お施主様との会話の中で、改めて感じたことが
ありました。それは、
「周りに合わせる」ことが、
必ずしも正解ではないということ。
というのも、そのお客様は当初、家づくりを
始めたときにご家族やご友人からいろんな
アドバイスを受けたそうです。
「やっぱり(客間として)和室はあった方がいいよ!」
「太陽光発電設備は皆んなやってるから、
太陽光パネルは載せた方がいいと思うよ!」
「とりあえず土地は90坪以上にしておけば安心だよ!」
などなどです。
そんな“周りの声”を聞いているうちに、
「本当に自分たちはどんな暮らしがしたいのか?」
が見えなくなりかけていた、と話されました。
ですが、最終的にはご夫婦でじっくりと話し合い、
「平屋で家事動線をまとめて一体化して、
リビング動線にして、そのリビングが
広くて明るい家にしたい!」という
『自分たちらしい暮らし』を重要視されて家を
建てられました!
その結果、完成した住まいは、多数派の常識ではなく、
「自分たち家族にとってのベストなお家」になったのです。
(という風に私は感じ取りました!)
■ 日本人の“合わせる文化”の功罪
日本人は、世界的にも「空気を読む」「周りと同じにする」
ということを重視する国民性があると言われます。
これは島国民族の長所でもあり、短所でもあると
私は思います。
例えば、職場や地域などのコミュニティでは
協調性が重んじられますし、トラブルを避けるためには
“みんなに合わせる”ことが役立つ場面もあります。
でも、こと「家づくり」に関しては、少し話が
変わってくると私は思っています。
なぜなら、家は“自分たちの人生そのもの”を支える場所
だからです。
以前のブログでも書きましたが、私の意見として、
家は「世界で一番幸せな居場所」でなくてはならないと
思っています。
■ 他人の正解 ≠ あなたの正解
過去にこんなケースもありました。
あるご夫婦が、ご友人の家を参考にして
「同じような間取りにしてください」と
ご相談されたことがありました。
もちろん、そのご友人の家はとても素敵でしたが、
ライフスタイルも家族構成も違えば、
住み心地も変わってきます。
そこで私は、思い切ってこうご提案しました。
「せっかくの注文住宅ですから、
このご友人の間取りを参考にしながら、
ご家族が毎日どう過ごしたいか”をベースに
考えてみましょう!」
それから打合せを重ねるうちに、ご夫婦の中から
「キッチンから子供の勉強の様子が見えたらいいな!」
「やっぱりロフトや蔵収納は止めとこうかな?」など、
本音の希望が次々と出てきました。
その結果、当初予定していたプランとは違った
世界に一つだけの住まいが完成したのです。
■ 周りに流されず、「自分たちらしさ」を大切に
今はネットやSNSでたくさんの情報が得られる
時代です。
「どんな家が流行っているか?」
「この設備は本当に必要なのか?」
「平屋が人気らしいけど、うちも平屋が
いいのかな?」
などと迷って当たり前だと思います。
でも、最終的に選ぶべきなのは、
「周りが良いと言っているもの」ではなく、
「あなたが心から心地よいと思える暮らし方」
だと思う訳です。
私たちハミングホームがいつも大切にしているのは、
「そのご家族にとっての正解」を一緒に見つけていくこと
です。
(これは、家づくりがスタートしてから決める、
色決めでも同じことが言えると思っています。)
■ 「みんなと違っていい」からこそ、人生は豊かになる
最近は、人生100年時代とも言われます。
そんな長い人生を支える家だからこそ、
「周りと同じ」に安心するのではなく、
「自分たちらしい選択」に誇りを持てるような
家づくりをしてほしいと願っています。
もちろん、周囲の意見を聞くのも大事ですし、
誰かのアイデアが参考になることもあります。
でも、最終的には「自分たちの価値観」と
向き合って決めることが、後悔しない家づくりの
第一歩です!
■ 最後に|あなたらしい家づくりを応援します
「みんながそうしているから」という理由だけで
間取りや素材を決めてしまうと、10年後、20年後に
後悔してしまうかもしれません。
だからこそ、ハミングホームでは、
お客様の価値観や暮らし方に寄り添う対話を
何よりも大切にしています。
「自分たちの個性を生かすことによって
人と違ってもいい!」
「自分たちらしく暮らせる家がいい!」
そう思われる方は、ぜひ一度お気軽に
ハミングホームにご相談くださいね。
これからも“自分軸”で家づくりを考える
すべてのご家族を、私たちは全力で応援していきます!