最近、世界のニュースを見ていて
興味深い話を知りました。
戦争で使われる兵器のコストの話です。
ある専門家によると、
ドローン兵器は約500万円だそうです。
しかし、それを撃ち落とすための
迎撃ミサイルは約6億円するそうです。
つまり、攻撃する側は安く済むのに、
防御する側は何十倍ものお金を
使うことになるというのです。
この構造を見て、私はふと思いました。
「これ、家づくりにも似ているな…」と。
今日はそんな“家づくりのコスト逆転現象”
について書いてみたいと思います。
■安い家を建てると何が起きるのか?
家づくりの相談を受けていると、
多くの方が気にされるのはやはり、
「建築費はいくらになりますか?」
という点です。これは当然のことです。
住宅は人生で最も大きな買い物ですから、
予算はとても大切です。
ただ、ここで一つ問題があります。
それは、「安い家=お得な家」ではない
ということです。
実は住宅業界では昔から
「安く建てた家ほど、あとでお金がかかる」
というケースが少なくありません。
■家のコストは建築費だけではない!
家には、建てた後にも
・光熱費
・修繕(メンテナンス)費
・設備交換費
・固定資産税などの税金
など、さまざまなコストがかかります。
例えば断熱性能です。
断熱性能を少し下げると、
建築費は数十万円ほど下がることが
あります。
しかしその代わり、
・夏は暑いし冬は寒い
・エアコンが効きにくい
という家になってしまいます。
するとどうなるのか?
エアコンを長時間使うことになり、
毎月の電気代が高くなるのです。
これが30年続くとどうなるでしょう。
例えば月5000円高くなるだけでも、
5000円 × 12ヶ月 × 30年= 180万円
になります。つまり、
最初に数十万円安くした結果、
数百万円の出費になる可能性がある。
これが、家づくりのコスト逆転現象です。
■本当に安い家とは?
ここで一つの結論があります。
それは、「安く建てられる家」と
「安く暮らせる家」は違う
ということです。
建築費が安い家が
必ずしも良い家とは限らないのです。
むしろ、
・光熱費が安い
・メンテナンスが少ない
・長く快適に住める
そんな家こそ、本当にコストの安い家
なのだと思います。
■まとめ
戦争では、500万円のドローンが
6億円のミサイルを消費させると言われます。
家づくりでも同じように、
小さなコスト削減が、逆に
大きな出費につながることがあります。
そして、もう一つ大切なことがあります。
何十万キロ走っても壊れない車が
存在しないのと同じように、
何十年住んでも不具合が起きない家も
存在しません。
今日私は、私が宮崎に帰ってきた平成8年に、
父が担当して建てたお宅の、
トイレリフォームの相談に行ってきました。
お施主様のお手入れが行き届いておられたので、
すぐに工事が必要という状態ではありませんでしたが、
やはり築30年ほど経つと、
設備関係から少しずつ不具合が出てきます。
そして30年も経てば、
家族構成も変わってくるものです。
だからこそ私は、
これから家を建てられるお客様には
必ずお伝えしています。
家を建ててからも、
毎月少しずつで良いので
将来の「家の修繕費」を積み立てて
おかれるといいですよ!、と。
それが、
長く安心して暮らすための
大切な備えになると思うからです。
戦争反対派の私は、戦争にそんなにもお金を
かける位なら、世界の貧しい子どもたちに
満足な食事と医療と教育を与えてもらいたい!
そう願いながら、ニュースを観ています・・・。