「ミスタープロ野球」と言われていた長嶋茂雄さん
が旅立たれました。89歳だったそうです。
私が物心ついた頃はもう、長嶋さんは現役を引退
されておりましたので、私もリアルタイムでは
観たことはありません。
でも、こんなにも日本中が悲しみに包まれるほど
惜しまれるというのは、間違いなく日本のスーパースター
だったと言えると思います。
(宮崎にもゆかりがありましたしね。)
きっと昔は、娯楽と言えば「野球」か「相撲」か「プロレス」
くらいしか無かったでしょうから、今でいう大谷翔平よりも
有名で人気者だったに違いありません。
ご冥福をお祈りいたします。
さて今日は、家づくりに携わって30年以上の私ですが、
現場監督から始まり、今では社長という立場になりましたが、
今も長嶋さんと同じように変わらず尊敬してやまない
存在がいます。
それは――
“ハミングホームの大工さん”たちです。
今日は、そんな地元の職人さんたちへの想い、
そしてなぜ私が“地元の大工さん”に誇りを感じているのか
をお話ししたいと思います。
◆ 家づくりの原点は「人の手」にある
最近は昔ながらの工務店でも多くが「プレカット工法」を採用
しています。
そして、大手ハウスメーカーは昔から「工場生産されたパネルを
組み立てる施工」を売りにしています。
つまり、現場の作業がどんどん効率化されている訳です。
もちろん、それらもすばらしい技術ですし、プレカット工法など
私たちも積極的に取り入れています。
でも、その一方で、大工さんの“手の感覚”で仕上げられる
繊細な調整や、
住む人のことを思って刻まれる“ひと手間”が、やっぱり家の
“ぬくもりや奥深い味”になると私は思っています。
図面には描かれていない細かな収まり、隙間の微調整、
木のクセを見極める目――
それを日々現場でやっているのが、地元の大工さんたちです。
◆ お客様と「顔の見える関係」が築ける
ハミングホームでは、営業マンではなく、
現場を知る人間が最初の相談からお引き渡しまで
対応しています。
それは、家づくりを単なる“商品販売”ではなく、
人と人の信頼関係でつくるものと考えているからです。
地元の大工さんたちは、現場でもよくお客様と顔を合わせます。
「今日もお世話になります!」
「この高さ、ちょっと変えたほうが使いやすいですよ」
そんなやり取りを自然に交わせるのが、地元の職人さんの良さなんです。
工事中に生まれる「ちょっとした会話」が、安心感につながる。
それって、住まいの満足度に大きく影響すると思うんです。
◆ 何十年経っても「責任を持てる」関係
地元の工務店で家を建てるメリットのひとつは、
「建てたあとも、すぐに相談できる」こと。
これは、大工さんも同じです。
「○○さんの家、10年経ったけど、あそこの棚どうですか?」
「子ども部屋を仕切りたい? あの構造ならいけますよ!」
そんな会話ができるのは、建てた人の顔をちゃんと覚えているから。
どこか遠くから呼ばれてくる職人さんにはできない、
地域密着ならではの強みです。
私たちも、大工さんたちも、この地域で生きています。
その責任感が、仕事の細部に現れるんです。
◆ 「誰が建てたか」が誇りになる家を
ある日、お引き渡しのときにお客様がこう言いました。
「この家は、“どこで建てたか”より、“誰が建てたか”が
大事だと思いました。」
それを聞いて私は胸が熱くなりました。そのお客様は、
ハミングホームで家を建てたい!ではなく、前の家づくりで
お世話になった大工さんが今、ハミングホームにいると知り、
ハミングホームでご契約されたのです。(大工さん指名で)
そうなんです。
価格や設備だけじゃなく、「誰が、どんな想いで、どんな手で
建てたか」こそが、住まいの本質なんです。
地元の大工さんとつくる家には、“顔が見えるあたたかさ”と
“責任のこもった仕事”があります。
だからこそ、私たちはこれからもこのスタイルを
守り続けていきたいと思っています。
◆ 最後に
今は「誰が建てた家か」が見えにくい時代です。
けれど、私たちハミングホームは、“誰が、どう建てるか”を
大切にする家づくりをこれからも続けていきます。
お客様にとっても、職人さんにとっても、
そして私たちにとっても、「建ててよかった」と
心から思える家を、地元の仲間たちと一緒につくっていきます。
地元でコツコツと、でも誇りを持って――
長嶋さんは、引退されでも日本国民の心に残る名選手・名監督でした。
ハミングホームの家も、そうありたいと思っています。
そんな家づくりにご興味がある方は、いつでもお気軽に
ご相談くださいね!