こんにちは!ハミングホームの武田です。
今回は「暮らしはじめてから後悔しないために」第7回です!
■「収納が多ければ片づく」は本当?
「とにかく収納はたっぷり作ってください!」
家づくりの打ち合わせで、よく聞くご要望のひとつです。
でも実際に住んでみると――
✅「収納はあるのに、なぜか片づかない…」
✅「出し入れがしづらくて、結局使っていない…」
✅「物をしまうのが面倒で、いつも出しっぱなし…」
そんな“収納迷子”になってしまう方が少なくありません。
実は、収納は「量」より「場所」と「動線」こそが重要なポイントなんです。
■ 家事ラク動線と収納の関係
最近の間取りで人気なのが「家事ラク動線」。
例えば:
- キッチン〜パントリー〜洗面脱衣室〜ランドリールームが一直線
- 玄関から土間収納→ファミリークローク→洗面→LDKへつながる回遊動線
…など、生活の流れをスムーズにする工夫が多く取り入れられています。
一見、とても便利そうに見えるこれらの間取りですが――
「収納の場所が間違っている」と、むしろ不便になってしまうことも!
■ 家事動線にありがちな“落とし穴”3つ
① 「収納はあるけど遠い」
たとえば洗面所に収納がないと、着替えやタオルをわざわざ別の部屋まで取りに行くことに。
→ 動線が分断されて非効率に!
② 「動線上に収納がない」
帰宅後の荷物や上着を玄関に置ける場所がないと、リビングが散らかる原因に。
→ “仮置き”が習慣になり、片づけにくい家に!
③ 「収納扉の開閉が家事の邪魔になる」
通路に面した収納で、扉を開けるたびに家族の動線とバッティング。
→ “あるのに使いにくい収納”になってしまう…
■ 後悔しない収納計画のポイントは「生活をシミュレーション」
✅ 毎日の暮らしを“動線”で考える
→ 朝起きてから寝るまで、どこに何を使うかを図に書き出してみるのがおすすめ。
✅ “使う場所のすぐ近く”に収納を作る
→ 使うたびに移動が必要な収納は、使われなくなる原因のひとつです。
✅ 動線の途中に収納を配置すると便利
→ たとえば洗濯→干す→しまう までを同じエリアで完結できると、家事が劇的にラクに。
✅ “仮置き”を想定した収納も考えておく
→ 帰宅後の一時置きや、買い物袋の一時置きなど、日常で「ついここに置く」を見越すことも大事です。
■ 宮崎の家づくりで意識したい収納事情
✅ 湿気対策はマスト!
→ 宮崎のような高温多湿の地域では、通気性の悪い収納はカビの原因に。換気や除湿対策も忘れずに。
✅ 屋外収納や土間収納の活用
→ 宮崎では、キャンプ・釣り・スポーツなど外遊びグッズが多いご家庭も。外と中をつなぐ収納は必須!
✅ 窓の位置や採光も意識した収納
→ 暗くてジメジメした収納は使われなくなるので、自然光や照明計画にも配慮を。
■ まとめ|収納は「動線の一部」と考えると失敗しない
収納計画は、単なる“箱”を作ることではありません。
- 家事や生活の流れに沿った収納配置
- 家族の習慣にフィットする収納場所
- 扉や棚の開閉まで含めた使いやすさ
こうした要素が揃ってはじめて「片づく家」になります。
「量より場所と動線」――
この考え方が、暮らしやすく、ストレスの少ない家づくりにつながります!
今回はここまで!次回のブログをお楽しみに♪