今日は、二十四節気の啓蟄(けいちつ)です。
「土中に隠れ閉じこもっていた虫などが這い出る頃」の
意味だそうです。
土の中で冬ごもりしていた虫たちも、
暖かさを感じて動き始める頃ですね。
虫たちは本能的に「暖かい場所」を
見つけるそうですが、そう考えると、人間よりも
「高気密高断熱」に敏感なのかもしれませんね。笑
さて先日、あるニュースを見て
「エネルギー供給もいよいよここまで来たか…」
と感じたことがありました。
それはヨーロッパではついに、
風力発電と太陽光発電による電力供給量が
化石燃料による火力発電を上回ったという記事です。
これはEU全体の電力の約3割を太陽光と風力が
占めるという結果でした。
これは単なるエネルギーのニュースではありません。
私はこれを見て、時代の大きな転換点を感じました。
今、世界では再生可能エネルギーの時代へと
本格的に変革しつつあります。
では、日本はどうなるのでしょうか。
私は今後、日本のエネルギーは
次のような形になっていくと考えています。
再生可能エネルギーによる発電
+
原子力発電
+
火力(バックアップつまり予備発電)
つまり、火力発電は完全に無くなる訳では
ありませんが、
主役から補助役へと変わっていく可能性が
高いと思っています。
(原子力発電についての是非は、長くなるので
また別の機会にさせてください。)
その中でも、日本で中心になっていくのは
・太陽光発電
・洋上風力発電
・原子力発電
・蓄電池システム
またはこれらの組み合わせでしょう。
特に今、世界中で急速に進んでいるのが
蓄電池の技術です。
太陽光や風力は「天候に左右される電力」ですが、
蓄電池が普及すれば、その弱点はかなり解消されます。
そしてここからが、
私たち住宅業界にとって非常に重要な話になります。
これまで住宅は、
エネルギーを消費する場所、でした。
しかしこれからは、エネルギーを作る場所
へと変わっていくと考えられます。
太陽光発電・蓄電池・電気自動車(EV)など
これらを組み合わせると、家はまるで
小さな発電所のようになります。
さらに、日本は災害が多い国です。
台風や地震、そしてそれにまつわる停電の事態。
こうしたときに、
電気が使える家かどうかは
暮らしの安心を大きく左右します。
つまり太陽光や蓄電池は、単なる環境対策ではなく
防災対策でもあると思うのです。
そしてもう一つ、大きく変わるのが
電気の使い方です。
これまでは、電気は電力会社から買うもの
という考え方でした。しかしこれからは
昼は太陽光で電気を使いながら蓄電池に貯めて、
夜は貯めた蓄電池を使う、そして余った電気は
車に充電する。足りない分だけ買う。
というように、電気を自分でマネジメントする時代
になっていくと思います。
そう考えると、住宅会社の役割も変わってきます。
これまでは我々は「家を建てる会社」
でした。
しかしこれからは
暮らしを設計する会社・エネルギーを設計する会社
になっていくのだと思います。
断熱性能・太陽光発電・蓄電池・電気料金
これらをトータルで考えないと、
本当に快適で経済的な家は作れません。
今回のこのヨーロッパのニュースを見て、
私は改めて感じました。
エネルギー革命というのは、
すでに世界では始まっているのだ!
そしてその流れは、必ず日本にもやって
くると思います。
家づくりもまた、時代とともに進化していきます。
そして私は、これからの家づくりは
「エネルギーを使う家」から
「エネルギーを生み出す家」へと
変わっていくのではないかと思っています。
そう考えると、これからの家づくりは
ますます面白い時代になりそうですね。
ハミングホームは暮らしの設計・施工のみならず、
家のエネルギーまでも設計・施工していく会社を
目ざしてまいります!