こんにちは!ハミングホームの武田です。
今日は、ライフステージによって変わる「階段」の必要性について書いていきたいと思います。
家づくりの間取りを考えるうえで、見落としがちだけど大切なテーマが「階段の有無」。
平屋を検討する人の多くが、「将来、階段の昇り降りが不安になるかも」と話します。
でも、本当に階段はそんなに大変?暮らしの中でどんな影響があるのでしょうか?

■ 年齢とともに変化する「階段への意識」
若い頃は気にならなかった階段も、年齢を重ねるにつれて負担になってくることがあります。
特に毎日の洗濯や掃除、布団の上げ下ろしなど、家事動線が上下に分かれていると、動作が増えて疲れやすくなることも。
将来を見据えて、寝室や水回りを1階にまとめておく「1階完結型の間取り」にする人も増えています。
■ 子育て中は「目が届かない」悩みも
小さなお子さんがいる家庭では、2階建てだと「子どもがどこにいるかわかりづらい」「階段の上り下りが危ない」といった声もあります。
逆に、成長して思春期を迎える頃には、「子ども部屋を2階にしてプライバシーを確保したい」というニーズも。
階段の有無は、ライフステージによって“便利”にも“不便”にもなるため、暮らし方を想像しながら選ぶことが大切です。
■ 階段があることで得られるメリットも
一方で、階段があるからこそできる“空間の工夫”もあります。
たとえば、階段下を収納やワークスペースに活用したり、吹き抜けのある間取りで開放感を演出したり。
2階に家族の個室を配置すれば、1階はLDKにゆとりを持たせることも可能です。
■ まとめ|階段の「ある」「なし」ではなく「どう使うか」
階段はデメリットばかりではなく、設計次第で快適な家づくりに貢献してくれる要素。
将来の体力や家族の成長、生活動線をふまえ、「自分たちの暮らしにとってベストな選択」を考えていきましょう。
💡次回予告:第4回「子育て世代が選ぶならどっち?家族の成長に寄り添う間取り」