こんにちは!ハミングホームの武田です。
社会人になって忙しく過ごしていると、
ふと「あの頃の自分」に戻りたくなる瞬間ってありますよね。
私にとってそれは“弓道”でした。
高校時代に弓を引いてから、気づけば15年以上。
仕事や生活に追われて、なかなか再開できずにいましたが——
心のどこかで、ずっと「また弓を引きたい」と思い続けていました。
夢の中でも弓を引いていた
おかしいな、と思ったのは数年前。
何度も弓を引く夢を見るようになったんです。
的の前に立つ感覚、弦の音、矢が放たれる一瞬の静けさ。
夢の中の私は、ちゃんと弓を引けていました。
「やっぱり、私の中には弓道が残ってるんだな」
そう感じたのを覚えています。
30代での再スタート
思い切って弓道場を訪れたのは、30代になってから。
久しぶりの空気に、最初は少し緊張しました。
でも弓を握った瞬間、
「あ、まだ体が覚えてる」
そう感じました。
矢をつがえる手の感覚、足の位置、呼吸のリズム。
全部が懐かしくて、どこか安心する時間。
まるで“自分の原点”に戻ったような気がしました。
弓道がくれる「心のリセット」
弓を引く時間は、私にとって“心のリセット時間”です。
仕事や日常で考えすぎた頭を空っぽにして、
ただ、呼吸と姿勢に集中する。
的に当たるかどうかよりも、
「今ここにいる自分」を感じられることが嬉しい。
15年のブランクがあっても、
体が覚えているというより、心が覚えていたのかもしれません。
おわりに
再び弓を始めて気づいたのは、
「好きなものは、いつまでも自分の中に生き続けている」ということ。
ブランクがあっても、年齢を重ねても、
あの頃の情熱はちゃんと待っていてくれました。
弓を引くと、不思議と姿勢も気持ちも整っていく——
そんな時間が、今の私にはとても大切です。