ハミングホーム

account_circle社長

「ハッピーコール」は「宝の卵」だという話・・・!?

ホーム スタッフブログ 社長 「ハッピーコール」は「宝の卵」だという話・・・!?

ここのところ、不安定な天気が続いて

いましたが、今日は天気予報どおりに

午後から回復してきました。

 

外部作業が出来ない現場があったので、

心配でしたが、明日からは晴れマークが

続いているのでホッとしております。

 

そんな中、私は相変わらずバタバタ

しております。

 

ハードワークは良いのですが、

やる事が多くてスケジュールが

パンパンになるのも考えものですね。

 

そんな中、先日は知り合いの方と一緒に

これまた私の知り合いの弁護士さんを

訪ねてきました。

 

多くは語りませんが、数年前に建てた

とある工務店が、不具合の対応をしないが為に

訴訟を起こしたいという相談でした。

 

(少々重いお話しですみません)

 

このご相談を受けるにあたって、別の

欠陥住宅で裁判をしている県外の知り合い

にも連絡を取りました。

 

(裁判経験者に、実際はどんな感じかを

事前にリサーチしたかったからです。)

 

そこで、私が感じたこと。それは、

 

家を建てたお施主様が、請負業者を

訴えるには、とてもハードルが高いのだ、

ということです。

 

業者を訴えるためには、裁判所がそれを

裁判に値するかを見極めるべき、

調査資料が必要となります。

 

それを、そのような調査の経験のある

建築士に依頼して、調査・資料作成を

してもらうだけで、

 

数十万円から、その県外の知り合いは、

数百万円掛かっているとのことでした。

 

しかし、その訴訟が認められて、裁判に

勝ったとしても、修繕・改善費用の方が

安い場合の方が多いのが実情だそうです。

 

要するに、業者を訴えてその業者に直してもらう

よりも、自分で他の業者に依頼して直して

もらった方が安くあがるケースが多いのです。

 

あなたなら、どうしますか?

 

そしてさらに、裁判で勝ったとしても、

業者がそれ(修繕工事)を、あーだこーだ

言って、工事をしないかもしれません。

 

過去にそんな目に遭った人も

私は目にしてきました。

 

今回相談にお伺いした弁護士さんは、

 

「今聞いた限りでは、100%業者が悪く、

裁判すればお施主様が勝てるでしょう。」

 

と言われました。

 

でも、費用の事を考えたら、(泣き寝入りして)

自費で修繕工事した方が安い、

となるかもしれません。

 

私も悔しいです。本当に悔しいです。

 

でもこれが現実なのだと目の当たりにしました。

 

おかげ様で、弊社はいままでに一度も

裁判を起こされたことも、ましては

起こしたこともございません。

 

それは、弊社が素晴らしいお客様に恵まれて

いるのが一番の理由です。

 

そして、そのお客様を大切に思い、

不具合があったらすぐに対応し、

 

お客様の不便と不満を早急に

解決する事に特化してきたからだと

思っています。

 

開き直る訳ではありませんが、どの会社でも

毎日大なり小なり、トラブルは起きる

ものだと思います。

 

よく「クレーム処理」と言いますが、クレームは

ただ処理しただけではいけないと思うのです。

 

それを宝の卵と思い、その宝の卵を、

会社にどう生かすかで、会社が変わります。

 

つまり、宝の卵が、本当の宝になる瞬間です。

 

ある会社では、「クレーム電話」のことを

「ハッピーコール」と呼んでいるそうです。

 

ピンチはチャンスの裏返し、だと思い、

これからも真面目に取り組んで

いきたいと思いました。