今年の桜の花は、例年より永く
持っています。
昨年の桜は、満開の直前に春の嵐のような
雨風で散々だった覚えがあります。
桜の見ごろも、そして人間の一生も
プラスマイナスで帳尻が合うように
なっているものかと、
あらためて、花の命のはかなさを
感じている次第です。
さて、今週は私の尊敬する作家である、
「宮本輝」さんのシリーズ小説(完結本)を
読み終えました。
この「流転の海」シリーズは、37年間
かけて、第9部までかかり、昨年やっと
完結したものです。
(4年に1巻のペースですね)
私がこの第1作を読んだのは、23歳くらいの
頃だった覚えがあります。
それから読者の私も、新しい続編が出るたびに
読み続けてきました。
最終巻を読み終えた時には、感動で手が震え
ましたが、書き続けられた方もきっと、これまで
大変だったことと思いました。
もう一度、第一巻から読み直したいですが、
それにチャレンジするには大層な勇気が
必要です。(笑)
さて、今日からお得意様のN様邸ガレージ
車庫工事の基礎工事が始まりました。
車窓越しに桜の花を眺めながら、現場へ
行ってきました。
これまでに、何度もリフォームなどの工事を
させていただいております、このお客様宅は、
なんと、ハミングホームの現場の中で、唯一、
「携帯電話が通じない現場」なのです。
これは、お客様もきっと不便だろうと
思いきや、逆にお客様は携帯電話の電波が
「圏外」なのを自慢にされているそうです。
考えてみたら、昔は携帯電話なんか無くても
当たり前に生活できてきた訳で、
いつか私も、携帯電話を手放して生活して
みたいなぁ、と思った次第です。
でも、もし無人島に何か一つだけ持って行くと
したら、「スマホ」と答えるかも
しれませんね。(笑)