10月中旬となり、ようやく秋らしい気候になってきました。
とはいえ、今年も全国各地で大雨や長雨などの異常気象が話題になっています。
私たちの住む宮崎県でも、台風や長雨は決して他人事ではありません。
さて、関東地方では長雨が続き、野菜の生育や出荷に影響が出ているようです。
雨が降り続けば、農作物は日照不足になり、畑にも入れず、収穫作業にも支障が出ているようです。
そうなると当然、スーパーに並ぶ野菜の価格にも影響してきます。
先日、テレビで白菜が1本1,060円という映像を見て、思わずビックリしてしまいました。
(もはや高級食材ですね。笑)
そんな中、政府は来年4月から2年間、食料品の消費税を現在の8%から1%に引き下げる法案を国会に提出したそうです。
これは家計の負担を減らすという意味では、ありがたい話です。
しかし私が思うに、
「税金を下げても、物価高の問題は解決しないでしょ!」
ということです。
例えば、長雨によって白菜の収穫量が半分になったとします。
消費税が下がっても、白菜の収穫量が急に増えるわけではありません。
すると需要に対して供給が足りなければ、価格は上がりやすくなります。
さらに、仕入れ値や輸送費などが上がれば、減税された分だけ販売価格が下がるとも限りません。
つまり、物価高の原因は、税金だけではないということですよね。
減税による負担軽減は理解しつつも、物価高の根本的な解決には至っていないと考えるのは
私だけではないと思っています。
実は、これとよく似たことが私たち住宅業界でも起きています。
ここ数年、木材や住宅設備、断熱材など、さまざまな建築資材の価格が上昇しています。
さらに、人手不足による人件費の上昇や、輸送費の増加なども重なっています。
ここで私が大切だと思うのは、
「目先の価格を下げること」と「長い目で見た負担を減らすこと」は、必ずしも同じではない。
ということです。
例えば、建築費を抑えるために、断熱性能を下げたとしましょう。
確かに最初の建築費は安くなるかもしれません。
しかし、その後30年、40年と暮らしていく中で、冷暖房費が余計にかかってしまうことが考えられます。
反対に、最初にしっかりと断熱・気密性能を確保しておけば、光熱費を抑えながら快適に暮らせる可能性が高まります。
私たち住宅会社には、そのことをきちんとお客様に説明する義務があると思っています。
昨日のことですが、
8年前に弊社で水回りのリフォームをさせていただいたお客様から、水漏れ調査と修理のご依頼をいただきました。
もともとハミングホームで新築されたお客様ではありません。
そのお家は築40年ほどになるお住まいで、水道管の老朽化による水漏れが疑われました。
早速、私が現場を確認し、水道配管業者を手配して、原因を調べるための対応を進めました。
水漏れは、お施主様負担の上水道代だけでなく、下水道代にも影響します。
ですから、早急な対応が必要なのです。
そして、改めて「家は、建てた後にもお金がかかるものなのだ。」
と思いました。
もちろん、弊社の工事による過失なら、しっかり弊社で保証させていただきます。
家は住み始めてからの毎月の光熱費だけではなく、
給湯器の交換や外壁の塗り替え、今回のような水道管の修繕など、長く住めばメンテナンス費用も必要になります。
だからこそ、例えば高断熱住宅で節約できた光熱費を、将来のメンテナンス費用として蓄えておく。
そんな考え方も、大切なのだと思いました。
物価高の時代だからこそ、私たち住宅会社は、建築費だけでなく、住み始めてからの費用まで見据えた提案をしていきたいと思っています。
家づくりで本当に大切なのは、「建てるときの安さ」だけではなく、「建てた後の安心」です。
ハミングホームでは、これからもそんな長い目で見た家づくりを大切にしていきたいと思っています。