お盆休みも明けましたが、皆さまはどのように過ごされたでしょうか。
私は今年の4月に母が他界したこともあり、例年とは違う「初盆」という特別な想いでこの期間を過ごしました。
そして8月15日の終戦記念日を過ぎ、厳しい暑さの中にも、朝晩の空気には少しずつ季節の深まりを感じる頃となりました。
毎朝のランニングでも「あ、朝の空気が変わったな」と肌で感じています。
私の子供時代、今から50年近く前を振り返ると、終戦からまだ30年ほどしか経っていませんでした。
当時はまだ、戦争を生き抜いてこられた方々が周りにいらっしゃいましたね。
そして、1945年の敗戦からすでに80年以上が経過しました。
1940年生まれだった私の母からも、当時はまだ幼かったこともあってか、終戦の日の話を聞くことはありませんでした。
こうして時代の記憶は少しずつ遠くなっていきます。
■ ニュースに見る政治と外交のリアル
そんな終戦記念日に際し、小泉進次郎防衛大臣が靖国神社を参拝したニュースを目にしました。
(実習や実戦の知見で知られる堀江貴文氏のコラムでも言及されていて、深く考えさせられました。)
私個人としては、国防を担う立場としての参拝に一定の理解を示す国民の気持ちもよく分かります。
しかし同時に痛感するのは、「政治や外交の判断が、私たち国民の実際の経済活動や暮らしに直結している」というシビアな現実です。
たとえば、過去に日本の首相の台湾有事を巡る発言などがきっかけとなり、近隣国からの貿易規制や輸出管理が強化された事例がありました。
その結果、レアアースやレアメタルといった重要資源が手に入りにくくなり、製造業やハイテク産業の現場から「必要な部品が確保できず、本当に困っている」という悲痛な声が上がったのは記憶に新しいところです。
■ 家づくりと「グローバル物流」の深い関係
これは、私たちハミングホームが取り組む「家づくり」の現場も、まったく同じ構造の中にあります。
私たちが当たり前のように使っている建築資材や住設機器——たとえば木材、金属部材、給湯器の電子基板、サッシや塗料の原材料に至るまで、その多くを海外からの輸入に依存しています。
一見、遠い国でのニュースに見える出来事であっても、巡り巡って「宮崎での家づくり」に影響を与えます。
- 建築資材の納期遅延(工事がストップしてしまう)
- 仕入れ価格の高騰(建築コストが上がってしまう)
- 仕様の変更(予定していた材料が入らず、代替品を探さざるを得ない)
現在、弊社ではそこまで緊迫した影響は出ておりませんが、全国の建築現場でこうした事態が起こっているのは紛れもない事実です。
■ 地域の皆さまの「安心」と「暮らし」を守るために
国を動かす立場の方々には、一つの判断が国民一人ひとりの生活や事業にどんな影響を及ぼすのか、細部まで想像力を働かせた慎重で現実的な舵取りをお願いしたいと切に願います。
そして私たち工務店も、人任せではなく世界情勢や経済の変化に常にアンテナを張り巡らせていかなければなりません。
どのような事態が起きても、お客様に確かな品質と適正な価格で「理想の住まい」をお届けできるよう、資材の安定確保やリスク管理に万全を期してまいります。
時代の変化の中でも変わらない「家族が安全で安心して暮らせる家」を守り続けること。
それこそが、地域の家づくりに携わる私たちの果たすべき責任だと、今年の終戦記念日と初盆を通じて改めて強く感じました。
これからも一現場一現場を大切に、心を込めて家づくりに励んでまいります!