日中はまだまだ厳しい暑さが続いていますね。
炎天下の中で汗を流してくださる職人さんには、本当に頭が下がります。
家づくりは、こうした一人ひとりの努力によって支えられていることを、改めて感じています。
そんな中、私はというと、腰の調子を崩しております(笑)。
もともとぎっくり腰を抱えていることもあり、年に1~2回は、かかりつけの鍼灸院のお世話になっています。
やはり日頃の身体のメンテナンスは大切ですね。
さて話は変わりますが、最近は食料品の消費税を2年間限定で1%に引き下げるというニュースが大きな話題になっています。
「家計が助かる」と歓迎する声がある一方で、「2年後はどうなるの?」という不安の声も聞かれます。
私は経済の専門家ではありませんので、政策の良し悪しを語る立場ではありません。
ただ、このニュースを見ていて少し疑問に感じたことがあります。
それは、インフレが進行している局面で消費税を引き下げることです。
一般的な経済の考え方では、金利を引き上げるなどして消費を抑え、物価の過度な上昇にブレーキをかける局面ではないか、と思うからです。
さらに、この減税による税収減は5兆円規模とも報じられています。
2年間限定とはいえ、税率を元に戻す際には、その反動で物価が押し上げられる可能性も十分に考えられます。
もちろん実際の結果は誰にも分かりません。
しかし私は、「目先のメリットだけを見て判断すると、将来もっと大きな負担になることもある」ということを改めて考えさせられました。
そして、これは家づくりにも全く同じことが言えるのです。
例えば、
「今だけキャンペーン価格です。」
「今月ご契約なら○○万円値引きします。」
そんな言葉を見ると、どうしてもお得に感じてしまいます。
もちろん、お得に建てられること自体は悪いことではありません。
しかし、その値引きだけを基準に家づくりを進めてしまうと、断熱性能や耐震性能、保証内容、アフターサービスなど、本来もっと大切に考えるべき部分がおろそかになってしまうことがあります。
家は10年、20年ではなく、30年、40年、時には50年以上暮らしていくものです。
今年で創業58年となる弊社では、私の父が創業時に建てた家は築50年以上となりました。
そんな家がまだ頑として建っており、今では私どもがそのメンテナンスを引き継いでいます。
私は家づくりで一番大切なのは、建築費だけではなく、住み始めてから先まで含めた「生涯コスト」と「安心して暮らせる価値」のバランスだと思っています。
先日、現在設計中のお客様から、こんなお話がありました。
「今住んでいる家で使われている壁材と天井材が、本当に丈夫で長持ちしたので、新しい家でもぜひ使いたいんです。」
その材料は、実は弊社でも以前採用していたもので、現在はさらにバージョンアップされた商品として販売されています。
何十年も暮らしたからこそ分かる価値を、お客様ご自身が実感されていたことを、とても嬉しく感じました。
こうしたご意見も大切にしながら、私たちは一つひとつの家づくりを進めています。
「目先の得」と「将来の得」は、必ずしも同じではありません。
だからこそハミングホームでは、お客様が10年後、20年後、そして何十年先にも、
「この家にして本当に良かった」と心から思っていただける家づくりを、
お施主様と一緒になってこれからも大切にしてまいります。