私はアニメや漫画(コミック)に、あまりお金をかけることは少ないのですが、
小さい頃は漫画『ドラえもん』が大好きで、よく読んでいました。
もし何でも願いが叶うなら、自分専用のドラえもんが一番欲しいですね(笑)。
そんななか先日、食事に行った際、ネコ型の配膳ロボットが料理を運んできました。
最近はいろいろなお店で見かけるようになりましたので、
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
初めて見た時は「かわいいなぁ」くらいにしか思っていませんでしたが、
よく考えてみると、このロボットは本当によく考えられています。
料理を運び、お客様が食べ終わった食器を回収する。
たったそれだけの仕事ですが、その積み重ねがスタッフの負担を大きく減らし、
人手不足の解消にもつながっています。
派手なロボットではありません。
しかし、「人がやらなくてもいい仕事」をロボットが担当することで、
人は接客やお客様との会話など、人にしかできない仕事へ集中できるようになります。
これは、とても素晴らしい考え方だと思いました。
実は、この発想は家づくりにもよく似ています。
最近では住宅業界でも、デジタル技術の進歩によって、間取りの作成や構造計算、
住宅性能のシミュレーション、さらには完成予想図まで、
以前なら何日もかかっていた作業が短時間でできるようになりました。
私自身も仕事の中でAIを活用する機会が、日を追うごとに増えています。
便利なものは積極的に取り入れるべきだと思っていますし、
お客様への提案の幅も以前より大きく広がりました。
とはいえ、絶対にAIには任せられない仕事があります。
それは、お客様の想いを汲み取ることです。
「この家で子どもをのびのび育てたい。」
「老後まで安心して快適に暮らしたい。」
「休日は家族や仲間と庭でバーベキューを楽しみたい。」
そんな言葉にならない想いを感じ取り、一緒に形にしていくことは、人間にしかできません。
家づくりは、単に図面を描く仕事ではありません。
そこには、ご家族が100組あれば100通りの人生があります。
だからこそ私たちが目指すのは、「AIか人か」ではなく、「AIと人」の家づくりです。
単純作業や事務作業は最新技術を活用して効率化し、その分、
お客様との打ち合わせや現場確認、アフターフォローなど、人だからこそできる仕事に、
これまで以上に時間を使っていきたいのです。
便利さを追求することが目的ではなく、お客様を120%満足していただくために、便利さを活用する。
それが、これからの工務店の理想の姿ではないかと思っています。
ネコ型ロボットが運んでいるのは料理ですが、私たちが運びたいのは、お客様の笑顔と安心です。
どれだけ時代が変わり、AIやロボットが進化しても、人と人との信頼関係だけは機械ではつくれません。
便利な技術は積極的に取り入れながらも、人の温かさを忘れない。
そんな家づくりを、ハミングホームはこれからも大切にしていきたいと思います。
そんな、これからAIを最大限活用していきたいと思っている私ですが、
実は間取りプランだけは今でも昔ながらのアナログ方式。
自分の頭で考え、今でも手描きで図面を描いています(笑)。
いつかリアルなドラえもんが実用化され、各家庭に一台(いや、一匹?)いるような時代が来るかもしれません。
その頃には、私もようやく手描きの図面を卒業しているでしょうか(笑)。