昨日の夜、私の携帯電話に訃報が
入りました。
それは、過去に弊社にて長年にわたって
棟梁として現場を引っ張ってもらっていた
I棟梁さんでした。
84歳、かねてからの病気には勝てなかった
ということですが、誠に残念です。
私の記憶では私が小学生高学年くらいの頃から
弊社に来てもらっていて、私が岩下建設に
入社してからも10年以上お世話になって
いたので、かれこれ30年以上は弊社の
家づくりに携わっていただいておりました。
私を東京の大学に行かせていただいた程の
恩義をずっと感じている棟梁です。
全国を問わず、職人さんというのは、実は
「おとなしい」「あまり話さない」タイプの
人が多いのですが、この大工さんは
いわゆる「ムードメーカー」みたいな、
朗らかで明るくて、人情味の深い人柄で
現場でも慕われておられたのを覚えて
います。
歌が上手で、昼休みでもお弁当を
食べたら、現場の近くの過去の
お客様の家を訪ねては、
「悪い所はないかねー?」と
(頼みもしてないのに)アフター営業
をしてくれていたそうです。
私が盆・正月に、東京から帰省して
棟梁と顔を合わせると、一番に
「いま忙しいっちゃかい、はよ東京から
帰ってこんねー」と
言いながらも、次には
「よく帰ってきたね、お帰り!」と
優しい言葉をかけてくださっていました。
私がハミングホームを立ち上げたとき、
ハミングホームの売り(の一つ)は、
『棟梁がつくる家』でした。
その中で、ハミングホームの3大棟梁の
一人として、完成現場見学会のチラシにも
毎回のように登場していただきました。
病気で身体を悪くしてからは入院・手術を
された後に退院され、最近まで
私の父と一緒に自宅まで数回お見舞いに
行っておりました。本当に、
最近までは元気でおられていました。
これからも、I棟梁の造った家を私たちが
見守り、メンテナンスしながら守って
いきたいと思っています。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。