もう、今から10年近く前の話になりますが、
「量子コンピュータ」という言葉が話題に
なったことを覚えている方も
いらっしゃるかもしれません。
当時は、
「8桁の暗証番号でも1秒で解読してしまう」
という話が広まり、
セキュリティーの見直しなどが騒がれていました。
それから数年も経たないうちに、
AIやスーパーコンピュータといった技術の話題を
目にする機会が一気に増えました。
少し前までは、これらは研究機関やIT企業の話で、
住宅業界とは遠い世界の出来事のように
感じていました。
しかし最近では、
「これは住宅産業にも大きく関係してくるのではないか?」
と感じるようになりました。
特に興味深いのは、
- AI
- スーパーコンピュータ
- 量子コンピュータ
- 脳型コンピュータ
といった技術が組み合わさる未来の話です。
これからAIやスーパーコンピュータなどがさらに
進化すると、膨大なデータをもとに、あなたが
「どこに家を建てると快適で、しかも予算内か?」
「どんな間取りがその家族に最適で、住みやすいのか?」
「どの断熱性能が最も省エネでコスパが良いのか?」
こういったことを、
瞬時に計算できる時代になると言われています。
実はすでに、似たような技術は身近にあります。
例えば、最新のエコキュート。
明日の天気予報を自動で取得し、
最適なタイミングでお湯を沸かすシステムが
実用化されています。
(ハミングホームでも施工実績があります!)
つまり近い将来、
これまでの
経験や勘に頼る家づくりから、
データと計算に基づく家づくりへと
変わっていく可能性があるのです。
例えば、
・土地の日射条件
・風の流れ
・周辺建物の影
・断熱性能
・エネルギー消費
・家族構成
・生活パターン
こうした要素をAIが同時に分析し、
その家族にとって最適な住宅設計を
導き出す。
そんな時代も、そう遠くないのかもしれません。
極端な話ですが、今住んでいる賃貸住宅に
数ヶ月間「AIセンサー」を設置するだけで、
家族の生活パターンを分析し、
「あなた達家族に最適な家は、この土地に、
この住宅会社で、この間取りプラン、
そしてこれが、この資金計画です!」
…なんて提案が出てくる時代が
来るかもしれません。
もしそうなったら、
さすがの私も戦力外通告を受けて
お払い箱かもしれませんね(笑)
でも、そんなAIなどが家づくりを
先導する時代になったとき、
私たち住宅会社の仕事は
何になるのでしょうか。
私はこう考えています。
それは
「人の暮らしを理解する力」
そのものではないか、と。
家づくりは、単なる計算ではありません。
そこ(マイホーム)には、家族の間においての
・家族の思い出と将来への創造
・人生の価値観の共有と共感
・地域の文化からの郷土愛
・将来の夢を叶えるための環境
といった、人間らしい要素が
たくさん詰まっています。
AIは計算するのは得意ですが、
「その家族にとっての幸せ」
を完全に理解するのは、
まだ難しいかもしれません。
これからの住宅会社に必要なのは、
・AIなどの技術を活用しながらも
お客様の悩みに耳を傾け、寄り添う心
・その家族が理想とする、将来の家庭環境にも
対応できる家づくり
・その家に住む人にとって過剰でも
不足でもないちょうど良い家づくりの提案力
この3つではないでしょうか。
つい最近も、とある住宅会社の営業マンが、
年収400万円のお客様に4000万円の
住宅ローンを組ませたという
事例を耳にしました。
数字の上では成立していても、
それが本当にお客様の幸せにつながるのか?
私は疑問を感じます。
だからこそ私たちは、これからの時代も
「心の通った家づくり」
を大切にしていきたいと思っています。
どんなに技術が進化しても、
最後に家に住むのは人間です。
ハミングホームはこれからも、
お客様一人ひとりに寄り添いながら、
「家族が幸せに暮らせる家」
を人間力をベースにおいて
造り続けていきたいと思います。