週明けの月曜日の天気は雨からのスタートと
なりました。
でも、これからひと雨ごとに暖かくなっていく
のだと、私は心を穏やかに思っています。
しかしながらここ数日、心が穏やかでおられない
ニュースを見聞きしています。
それは中東情勢をめぐる衝撃的な
戦争を思わせる情報です。
イランの最高指導者死亡の報道や、
アメリカ・イスラエルによる軍事攻撃、
そして報復の連鎖など――。
真偽や詳細はまだ不確定な部分もありますが、
少なくとも「世界の緊張が高まっている」ことは
確かだと思われます。
私は住宅業界に身を置く経営者として、
そして一人の人間として、
戦争は決してやるべきではないと
考えています。
なぜならどんな理由があっても、
戦争は直接関係のない、一般市民の
暮らしをも壊し、安心を奪うからです。
それはまた、遠い国の戦争であっても
日本の住宅業界や私たちの生活に
確実に影響します。
■戦争は住宅価格を押し上げる
住宅は「衣・食・住」の住を支える平和産業ですが、
その材料はすべて国内産という訳ではありません。
鉄、アルミ、ガラス、断熱材の原料、さらには
住宅設備、物流の輸送コストなど――、
エネルギー価格や物流は
世界情勢に連動します。
戦争が起きると
原油・ガス価格上昇し、輸送リスクが
増大するのは目に見えています。
また為替変動で経済情勢が不安定になり、
結果的に建築資材の供給が整わず、
現場が混乱するという訳です。
その結果として、住宅コストは上昇します。
実際ウクライナ戦争を例にとっても、
それ以降に
日本の住宅価格は大きく上がりました。
これは住宅業界にとって
「他人事ではない戦争」の現実だったように
思えます。
■不安定な時代の住宅会社の役割
世界が揺れるほど、日本の住宅には
次が求められます。
・資材変動に強い材料の選定
・長期優良認定住宅などの長寿命化住宅
・高断熱・高気密を元にした省エネ住宅
・太陽光発電設備、蓄電池などを備えた
エネルギー自立型住宅 など
不安な時代ほど、
「長く安心して住める家」の価値は高まります。
■最後に
住宅会社は社会の中でも、最も平和を
前提として成り立つ仕事です。
結婚し、子どもが生まれ、未来を考え、
家を建てる。これは正に平和の象徴です。
だからこそ戦争のニュースを見るたびに思います。
戦争は暮らしの土台を壊す行為だと。
私たち小さな工務店にできることは、
不安定な時代でも安心して暮らせる住まいを
造り続けることです。
そして「平和な暮らし」という大切な価値を
伝え続けることだと思います。
いつか、この先ずっと戦争のない世界で、
誰もが安心して家を建てられる社会に
なることを私は祈っています。
それこそが住宅業界に身を置くすべての
人々の願いだと、私は信じています。