今朝は冷え込みましたねー。
寒さに弱い私は、防寒対策に余念が
ありません。皆さんもきっと、灯油を
購入したり、真冬用の寝具を準備したり
されていると思います。
■「コスパ」と「上質」
さて私は学生時代、埼玉県の川越市という
所で一人暮らしをしておりました。
学生だったので、かなり節約・貧乏生活を
してきたという思い出があります。
手持ちの所持金が500円を切った夜に
お弁当屋さんに行って、
「一番安い弁当はありますか?」
って聞いたら、レジのお姉さんが
「のり弁当ですかねー。」と言われたので、
私「すみませんが、のり弁当の値段で、
唐揚げ弁当にしてもらってもいいですか?」
という、今では考えられない交渉をした
過去を、ここに紹介したいと思います。爆
でも今思えば、人生のある一時期でも節約&
貧乏生活を経験することは大切なことだと
感じる事が、50代の今でもあるのです。
そんな中、世の中にはいろんな価値観がありますが、
最近はよく「コスパ(効率・節約)」という
言葉を耳にします。
もちろん、無駄を省くことはとても大切です。
私自身、現場では“合理性”を追求することが
家づくりの品質向上に繋がると強く感じます。
ただ一方で、
“上質な経験や環境に身を置くことで気づけること”も
確実にあるな…
と歳を重ねるほど感じるようになりました。
たとえば、
・休日にいつもより落ち着いた空間でコーヒーを飲んでみる
・旅先で少し良いホテルに泊まってみる
・丁寧に造られた物(工芸品など)に触れてみる
そんな小さな「上質体験」でも、
不思議と心が整ったり、新しい発想が浮かんだりします。
これはきっと、
環境の力って大きいなぁ…
ということなんでしょうね。
■「ちょっと背伸び」が人生を動かす
人は環境に影響される生き物だと言われています。
背筋が伸びるような空間に身を置くと、
自然と所作も丁寧になり、言葉づかいも
変わってきます。
そして、そうした時間が積み重なると、
“自分の基準”が少しずつ上がっていくのです。
無理をする必要はありません。
ただ、ほんの少しだけ背伸びをしてみる。
そこから新しい世界が見えてきます。
私自身、マラソンを続けてきた中で実感しているのは、
「人は環境によって変わる」ということです。
走る人たちの中にいると、
自然と前向きな気持ちになり、その気合のエネルギーに
押されて、気が付いたら自分のペースも上がって
いるのです。
これと同じように、
日々の生活の中で“質の良い刺激”を受けると、
人はどんどん成長できるのだと思います。
■「経験の質」が人生の厚みをつくる
節約&貧乏生活を若いうちに経験した私が
最近あらためて思うのは、
人生の豊かさは「物の量」ではなく、
“経験の質”で決まるということです。
例えるなら——
家づくりも、ただ広い家が良いわけではありません。
風が通り、光が入り、家族が自然と笑顔になる。
そんな“質の高い暮らし”こそが本当の価値ですよね。
人生も同じで、
・丁寧に淹れた(淹れてもらった)コーヒーを味わう
・自分にとって心地よい音楽を聴く時間を過ごす
・気持ち良い接客を受けることで、その良いサービスから学ぶ
・知らない世界(場所)を旅する(訪れる)
こうした一つ一つの“上質な経験”が、
生き方の幅や心の余裕を育ててくれるのだと思います。
非難を受けることを承知で書きますが、
夜の街(クラブ等)で自分が接客を受けると、
それはとても「営業の学び」に繋がるのですよ!笑
■無理をしなくていい。ただ「選ぶ基準」を少し変えてみる
違う世界に行くために、
無理をして贅沢をする必要はありません。
重要なのは、
“どんな環境・どんな人・どんな物に囲まれて生きていきたいか”
という「基準」を少し上げてみること。
すると、
行く場所・使う言葉・選ぶ相手・判断の速度…
あらゆるものが自然と変わってきます。
そして、気づけば人生に“厚み”が出てきます。
■最後に:来年に向けて、少しだけ「環境アップ」を
今年もたくさんのお客様とお話しし、
家づくりを通して学ばせていただいたことばかりでした。
家も人生も共通しているのは、
「どんな環境に身を置くか」で必ず変わる
ということ。
ぜひ皆さんも、
来年はほんの少しだけ、
自分が心地よくいられる“上質な環境”を取り入れてみてください。
その小さな選択が、
あなたの人生を静かに、そして確実に変えていきます。
来年も一緒に、より良い毎日をつくっていきましょう。
ハミングホームは家づくりを通して、お客様の生活と
人生を幸せなものに変えるために頑張っていきます!