今日は時事ネタから入りたいと思います。
ご存じの通り昨日のニュースで、
自民党総裁選の結果、高市早苗さんが
新総裁になられたそうです。
そこで早速、私なりに今後の住宅業界が
どのような方向性へシフトされそうなのか?
(ほぼ推測ですが)予測してみたいと思います。
いま住宅・建築・エネルギー政策の分野では、
すでに国の長期的な省エネ基準の引き上げの
議論が進んでいます。
なので、高気密高断熱からくる住宅の省エネ化
などにはこれまでも手厚い補助金制度などが
毎年(毎年度)実施されてきました。
これが今後はもっと「規制+支援モデル」が強化される
流れになると思われます。
(高市さんはどちらかと言えば保守的な考えを
お持ちのように私は捉えています。笑)
たとえば、経産省・関係省庁は、2030年以降の
新築住宅に対して ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・
ハウス)水準以上を目指すような制度設計を
議論中なのです。経済産業省
つまり、近い将来はもうZEH住宅は時代遅れと
なる可能性が大です。
そのため、高市政権の下では
補助金カット=支援ゼロ という安易な政策は取りづらく、
逆に 選別的支援+条件付き規制強化 というアプローチに
なる可能性が高いと思われます。
補助金狙いの方は、ここ辺は要注意ですね。
2. 住宅業界(ハミングホームとして)で注目すべきポイントと戦略
それでは、これから家づくりを考えられている方に
とって高市政権下でのリスクとチャンスを整理して
みると・・・、
注目すべき政策変化・制度変更リスク
- 補助金・助成金見直し・削減
これにより、これまで持続されていた
補助金制度の住宅・リフォーム需要が萎える可能性が
あります。
特に省エネリフォーム補助金や断熱改修補助などが
対象になるかもしれません。
(あくまで予測なので分かりませんが。) - 省エネ性能の規制強化
新築住宅の断熱性能・一次エネルギー消費基準・
設備仕様(高効率給湯器・空調・断熱材・窓)に対する
基準が上がる可能性が大いにあります。
そうすると住宅建材・建築仕様のコストアップとなる要因
となる訳です。経済産業省+2住宅情報館+2 - 高性能・GX志向住宅支援強化
逆に、ZEHを超える“GX(グリーン変革)志向住宅”などの
補助・優遇枠がさらに重点化される可能性が高いです。
すでに「住宅省エネ2025キャンペーン」などがその方向を
打ち出しています。HOME4U+4住宅日和+4住宅情報館+4 - 土地利用規制・都市計画・投資規制
全国手金問題となっている空き家問題について、
不動産投資・転売行為の規制が強まるかもしれません。
固定資産税制度が見直される可能性あります。
(空き家を所有している人は、固定資産税を今の
数倍にしようという動きがあります) - 建材・部材コストインフレ・輸入規制
国内保護主義的傾向が強まれば、輸入建材・設備部品に
(トランプ)関税・非関税障壁が設けられるケースもあります。
結論として・・・
ハミングホームとして、これらの変化を先取りしてこれまで通り
お客様に対して真摯に向き合っていきます。
どのような政策が打ち出されても、お客様にとって最も適した
住宅を、ハミングホームならではのご提案をしていきます。
もちろんオーバースペックの住宅にして、高価格化を目指す訳では
ありません。
でも、家はご家族様にとって本当に永いお付き合いとなります。
それを見越して、家族にとって丈夫で、安心安全でずっと快適な、
そして家族の絆が強まる、リビングに家族が
集まりやすい家を理想として、そんな家づくりをこれからも
造り続けていきたいと思っています。
常にアンテナは張っておりますので、家づくりのことなら
なんでもハミングホームに聞いてみてくださいね。