今年の台風は、あっという間に生まれて、
すぐに直撃されてしまいます。
十分な準備が出来ない今年の台風たちは
あなどれませんね。これも流行なのかと
個人的には思っています。
いつも、いつ台風が来てもいいような体制を
整えておくことが重要ですね。
さて先日は、話題作の映画『国宝』を
観てきました。
(最近はこのブログにおいて、映画の話題が多い
ですね。笑)
3時間という上映時間と聞いていたので、
正直「少し長いかな…」と心配していましたが、
スクリーンが始まってからは時間を忘れるほどの
完成度の高さでした。
映像美と役者さんの演技に圧倒され、
あっという間の175分間でしたよ。
芸の道を歩む人の姿に圧倒される
この映画は、歌舞伎の世界を舞台にした物語です。
主演の吉沢亮さんと横浜流星さんが演じる“女形”は、
それはそれは美しく、所作の一つひとつが
まさに芸術作品のようでした。
きっと、役作りと歌舞伎の演目の練習は
相当大変だっただろうと、その努力に
取り組まれたことに感心してしまいました。
歌舞伎を普段から観ているわけではない私でも、
その世界に一気に引き込まれました。
(ダラダラと歌舞伎を見せつけられるシーンが
ほぼ無かったのも好感度が上がりました。)
「芸を極める」とはどういうことなのか、
その覚悟や孤独までも伝わってくるようでした。
これは、家づくりにも少し似ているかも
しれません。
一見すると「カッコいい家」「住みやすい家」
「丈夫で長持ちな家」に見えるものでも、
その裏には何十年も積み重ねてきた職人の技や
努力があるのは一緒だと思いました。
舞台の裏方さんの動きや汗があるからこそ、
表の華やかさが際立つ。そんなことを
感じさせられましたね。
長さを忘れる映像美と音楽
3時間近い映画は退屈することもあるものですが、
『国宝』はまったく違いました。
とにかく映像が美しく、衣装や照明の効果で
一枚の絵画を観ているようでした。
(TVの小さい画面でなく、映画館の大きな
スクリーンで観ることが出来て良かったです)
ハミングホームの完成現場見学会でもよく
感じるのですが、「美しい」と感じる空間には
必ず理由があります。光の入り方、色の調和、
これらを含めて「デザイン」といいます。
家も映画も、細部にまで真心を込めるからこそ、
観る人・住む人の心を動かすのだと改めて実感しました。
人生の選択と向き合う姿勢
映画の中では、「自分の道を貫く」という
強いテーマを私は感じました。
血縁や家柄といった逃れられないものと
向き合いながら、それでも
自分の人生をどう生きるか――その葛藤が胸に
迫ります。
これもまた、家づくりと通じるものがあります。
「親から譲り受けた土地をどうするか」
「子育てのために、今の暮らしをどう変えるか」
こうした人生の選択を迫られるお客様の姿と重なり、
思わず自分自身の仕事とリンクさせながら観ていました。
観ていない人へのおすすめポイント
まだ観ていない方へ一言で伝えるなら、
「美しい映像と圧倒的な演技で描かれる
“生き様の物語”」です。
歌舞伎の知識がなくても十分楽しめますし、
むしろ新鮮な驚きがあると思います。
それに、吉沢亮さんと横浜流星さんの存在感は
圧巻です。SNSやレビューでも「美しい」
「鳥肌が立った」という声が多く、
私自身もその感想に深くうなずきました。
おわりに
『国宝』を観終えたあと、しばらく余韻が
消えませんでした。
芸を極める人の姿に触れ、自分もまた
「家づくりの道」をもっと深く歩みたいと
背筋が伸びました。
長い映画ではありますが、その時間を超える
価値があると感じます。
興味があられる方はぜひ映画館で上映されて
いるうちに、足を運ばれることをお勧めします。
そして帰り道には、自分自身の暮らしや人生の
選択について、ちょっと考えてみるのも
良いかもしれません。
今回は、時間を作って映画鑑賞してみて、
「観て良かった!」と感じました。
ハミングホームの家づくりも、お客様から
「(ハミングホームで)建てて良かった!」
と心から喜んでもらえる事を常に
目指していきますね!