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古材で家を造る人の気持ち・・・!?

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例年、この時期は台風シーズンと

いわれます。

 

今回も、大きな台風が九州地方に接近との

週間予報でしたが、間もなく「温帯低気圧」に

スケールダウンするみたいなので、ホッとしています。

 

ただ、台風が来るのを待ち望んでいる(?)

リフォーム工事業者もいるみなたいなので、

世の中はあなどれないものですね。

 

もちろん、弊社は台風が来ない事を常々に

願っております。

 

さて今日は、昔からのお知り合いのお客様の

お宅へ、リフォーム工事のご相談に

行ってきました。

 

宿泊業をされている、経営者の方でしたが

ロビーの一角に「コワーキングスペース」を

新たに設けたい、とのご要望でした。

 

それはそれで、話は以前より計画の相談が

あった、宿泊棟の建て替え工事計画の件へ・・・。

 

築50年を超す宿泊施設をどうにかしたいとの

相談でしたが、聞いてみると、当時はその頃に

 

解体された病院施設の廃材を利用して、

この宿泊施設を建てられた、とのことでした。

 

私も、弊社の古ーいお客様宅の屋根裏に上がった

ときに、小屋裏材において昔の廃材を利用している家を

見たことがあります。

 

昔の人(親方や職人さん達)は、たとえ新築でも

使える材料は古材でも使おう、という考えだったのが

うかがえます。

 

今では古材を再利用しようとすると人件費の方が高い

場合が多いので、あまりそんなことはしておりません。

 

古材と言っても、木材は古くなっても白蟻や、湿気による

腐食が無ければ、相当な期間、その強度と耐久性を

保っていることが実証されています。

 

ただ、古い住宅は、木材の強度があっても、耐震の

金物等で補強されていないので、地震には心配ですね。

 

弊社も今年で創業53年を迎えます。

 

今でも、創業者である私の父が53年前に建てた家は

頑として建ち誇っています。

 

でも、それも時代の流れといろいろな事情で解体される

のを見聞きする事例も出てきました。

 

長年建っていた家と言っても、それを解体する

のは簡単であるし、

施主様の意向であれば尊重せざるを得ません。

 

時代が変わると、お施主様の家族環境も変わり

ますから・・・。

 

造る側としては寂しいものですが、50年も

弊社の大切なお客様を見守ってくれた、柱や梁や

家そのものに、感謝ですね・・・。